事例1
Sさんの場合
家族に代わって手広く支援してもらうために
- 年齢68歳(入会当時)
- 性別女性
- 介護認定自立
- 独身
相談内容・問題点
・ | 都内のアパートで一人でお暮らしのSさん。ご入居時の身元保証人を、近所にお住まいのお姉様(独身)にお願いされていましたが、程なくしてそのお姉さまが他界。2か月後のアパートの契約更新時までに、新たな身元保証人を探さなければなりました。 |
・ | お姉様が他界されたため墓守をされることとなりましたが、自分の後は継ぐ方がいません。 |
契約前後の状況
- ①契約まで
Sさんは、身元保証人を引き受けてくれる人はいないかと最寄りの区役所へ相談に行かれたところ、当センターを紹介されました。その後、当センターのスタッフがご説明したところ、ご自身の今後を当センターに託すことを決められました。
- ②契約時
Sさんは相談日の翌週に入会されました。その後当センターが身元保証人となり、Sさんは無事にアパートの契約を更新することができました。Sさんは安心したのも束の間、「次は一番大きな心配事であるお墓の問題を解決したい」と話されましたので、当センターのスタッフは、早いうちに菩提寺までご挨拶に赴くことを約束しました。
- ③契約後1か月
Sさんと共に菩提寺の住職の元へご挨拶に伺い、墓じまいの説明を受けました。費用も明確に提示してくれましたので、Sさんも一安心といったご様子。ご自身の葬儀の話になり、遺影の候補写真や、棺に入れて欲しいものなどを確認しました。合わせて、先祖の位牌の処分方法などについても話を伺いました。
- ④契約後1年
大腸憩室炎を発症したため緊急入院。当センターは身元保証人として入院手続きを行い、手術の同意をしました。入院中は当センターのスタッフが、ご自宅から老眼鏡やヘアブラシ等の必要物をお届けしたり、ご自宅へ届いた郵便物の確認や部屋の空気の入れ替えも行いました。
- ⑤現在(契約後1年半)
アパートの次回の契約更新時期を目処に、将来に備えて見守りのあるサービス付高齢者向け住宅に入居できれば…とのこと。
当センターで施設のご紹介もできることをお伝えしましたので、早速依頼をされ、資料を取り寄せて、希望をかなえられるような施設をお探ししました。
事例2
Yさんの場合
急な入院に備えるために
- 年齢71歳(入会当時)
- 性別男性
- 介護認定自立
- 既婚
相談内容・問題点
友人たちとのゴルフの最中に、「急性心筋梗塞」で緊急搬送されたYさん。奥様は他界されており子供もいないため、入院の手続きから手術の立ち会い、退院のお手伝いまで、すべてご友人が手を貸してくれたため、ご友人に迷惑をかけてしまった事を申し訳なく思われたそうです。その後、そのご友人が急逝されたという一報を受け、Yさんは、今後自分の身に何かが起きても、すぐに対応してくれる存在を探されようになりました。
契約前後の状況
- ①契約まで
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身元保証人を引き受けてくれる人はいないか、Yさんはインターネットで検索していたところ、当センターの存在をお知りになりました。全国展開する弁護士法人が母体となって設立されているので、安心できるのではと思い、当センターのスタッフと面談~契約の運びとなりました。
- ②契約時
-
週に1度、通院での心臓リハビリテーションがあるため、当センターのスタッフが病院までの受診同行をお手伝い、奥様やご友人の月命日には、お墓参りにも同行しました。
- ③契約後3か月
- リハビリ終了。再発防止のため、自主的に軽いウォーキングを始められました。同行支援なしでもお出かけすることが可能になり、行動範囲も広まりました。
- 寝ている最中に、胸に痛みを覚えるときがあるとのこと。「夜中に具合が悪くなったらどうすれば…」と心配されていましたので、警備会社の緊急駆けつけ装置の設置を提案しました。
- ④契約後5か月
-
緊急駆けつけ装置が設置されました。緊急時に警備会社が出動したときは、当センターに連絡が入るように指定しました。
- ⑤現在(契約後1年半)
再発予防のため、軽いウォーキングを続けておられます。
事例3
Kさんの場合
家族の負担を軽減させるために
- 年齢86歳(入会当時)
- 性別男性
- 介護認定要介護5
- 既婚
相談内容・問題点
サービス付高齢者住宅にご入居中のKさん。Kさんは4人兄妹のご長男で、遠方に住むご次男に身元保証人をお願いされています。しかし最近になりKさんの身体的機能が急激に衰え始め、銀行や買い物への外出等が難しくなったことから、ご次男は頻繁に施設に呼び出されるようになり、負担が大きくなってきました。他のご兄妹たちも高齢で保証人を引き継ぐことができないため、新しい身元保証人を探さなければならなくなりました。
契約前後の状況
- ①契約まで
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ご次男より相談を受けたKさん担当のケアマネージャーが、以前に当センターのスタッフが訪問してきたことを思い出されご連絡をいただきました。ご次男の了承のもと、面談の場を設けることに。
- ②契約時
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ケアマネージャー、施設責任者、ご次男と話し合いを重ね、当センターに入会していただくことになり、当センターがご次男から保証人を引き継ぐことになりました。ご次男は「身元保証人から解放されて肩の荷が下りた!」と安心された様子でした。
- ③契約後1か月
銀行等への外出が難しいことから、当センターに金銭管理も依頼する方向で話し合いが重ねられ、金銭管理を任せていただくことになりました。請求書や郵便物の管理等を全て当センターで行うことにない、日々必要なお金については、少額であれば施設で預かっていただけるため、それを活用し、随時補充するようにしています。
- ④契約後3か月
-
Kさんが軽度の脳梗塞を発症され、緊急入院をすることに。入院時の保証人も当センターがお引き受けしました。また、入院中の身の回りのお世話(入院費の支払い、洗濯・買い物など)も当センターのスタッフが行い、Kさんご本人から「大変助かった」と感謝のお言葉をいただきました。
- ⑤現在
無事病院から退院されて施設へ戻られています。訪問医による定期診察で経過を診ていただいています。現在のところ経過良好とのこと。日々当センターのスタッフの手厚いサポートもあって、日々穏やかに生活をされています。